皆さんこんにちは、日本の投資家AFURO KENです。
今回は、【規格外の高配当】米国株連続増配銘柄 AT&T【T】ということでAT&Tについてお話ししたいと思います。
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当記事の動画は以下をご参照下さい。
米国株投資を始めたいと言う方は以下の記事に基本事項が書いてあります。
米国株を始めるにあたって避けて通れない、投資の神様ウォーレン・バフェットの生い立ちから現在に関しては以下をご参照下さい。
目次
AT&T (T)とは?
AT&T Inc. (旧社名:The American Telephone and Telegraph Company; ティッカーコード:T) はテキサス州ダラスに本社を置く米国最大手の通信企業です。米国では、ベライゾン・コミュニケーションズと双璧をなしておりまして、日本で言うところのNTTドコモ、ソフトバンク、KDDIのような存在です。子会社を通じて固定・携帯電話、インターネット、データ通信、テレビ番組・映画の制作、広告など様々な分野の事業を行なっています。日本でも100%子会社の日本AT&T株式会社やAT&TジャパンLCCを通じて事業を展開しています。
AT&T (T)の実力
米国で言うところのNTTドコモなどのような存在とお話ししましたが、同様に寡占的で市場支配力が強く、安定した収益を上げています。
以下に10年間の株価のチャートを示します。
今までの米国株銘柄の記事を見た方は意外と右肩上がりでもないと思われるかもしれません。
確かに株価に関してはその通りであり、キャピタルゲインを狙う銘柄ではないです。
ここで大切なのが配当です。
35年間連続増配しているんです。
ここまで聞いても、ザ コカ・コーラ カンパニーやアメリカン・ステイツ・ウォーター、ジェニュイン・パーツに比べたらまだまだだなと思うでしょう。
一番インプレッシブなのは今現在の配当利回りです。
規格外の5.94%なんです。
さすがにここまでの安定感と規格外の配当利回りを持つ銘柄は滅多にないでしょう。
配当性向は2014年には100%を超えておりましたが、ここ数年は40〜90%程度で推移、現時点で約75% (2019年3月31日)となっております。増配余地はまだありそうです。
AT&T (T)の今後
以下にAT&Tの今後の予想も含めた財務状況を示します。
売上高は順調に右肩上がりの予想ですが、2019年の純利益は前年度と比較してマイナス予想となっています。
この予想の裏にこのようなニュースがありました。
4年ぶりの減益のために自社株買いを示唆しているとのことです。
契約の対立から米CBSが提供するテレビ番組へのアクセスを失ったことで、テレビサービス加入者が減少していることが主な原因のようです。
ただ株価の方はどうでしょうか?
以下にここ10日程の株価の推移を示します。
自社株買い示唆によりV字回復しているのがわかります。
以下に2016年、2017年、2018年の3年間のキャッシュフローを示します。
2018年にはフリーキャッシュフローがマイナスとなっています。安定しているとは言い難いのではないでしょうか?
今後の業績に特に注目ですね。
AT&T (T)のまとめ
【規格外の高配当】米国株連続増配銘柄 AT&T【T】として、AT&Tをご紹介させていただきました。
連続増配35年間という安定と、配当利回り5.94%というインパクトを持ち合わせる優良銘柄であると思います。
4年ぶりの減益とのことでしたが、個人的には他の企業に真似できない強みのある唯一無二の企業の1つであると思いますので、あまり気にしすぎる必要はないかなと思っています。
とは言え、投資を検討されている方は自社株買いなどが落ち着いた後でもいいかもしれません。
私も近いうちに投資を検討していきたいと考えています。
次回も優良銘柄を紹介していきたいと思います。乞うご期待。
*記事中のグラフ、財務状況はSBI証券公式ホームページを参照させていただきました。