皆さんこんにちは、日本の投資家AFURO KENです。
今回は、あのバフェットが最近保有数を増やしたという米国株銘柄であるアマゾン・ドット・コムに関してお話ししたいと思います。
これから米国株投資を始めたいと言う方は以下の記事に基本事項が書いてあります。
米国株を始めるにあたって避けて通れない、投資の神様ウォーレン・バフェットの生い立ちから現在に関しては以下の記事が参考になります。
ウォーレン・バフェット投資に関する12の原則に関しては以下をご参照下さい。
目次
アマゾン・ドット・コムとは
アマゾン・ドット・コム (Amazon.com, Inc.; ティッカーコード: AMZN)は、ワシントン州シアトルに本社のある米国のWebサービス会社です。日本を始めとして世界各国でWebサイトを運営しており、オンラインストアを始めとした各種サービスを提供しています。今や知らない人は居ない程の超一流企業です。経営的な特徴としては、「顧客中心主義」、「発明中心主義」、「長期的視野」を掲げています。
アマゾン・ドット・コムの実力
以下にここ10年間のアマゾン・ドット・コムの株価チャートを示します。
非常に綺麗な右肩上がりとなっております。仮想通貨に近いレベルの上がり方です。10年前からホールドしていた方々は大勝ですね。
私は基本的には配当のある銘柄を勧めておりますが、アマゾン・ドット・コムは無配の方針です。
これだけ株価が上昇していれば文句のつけようはないといったところでしょう。
2018年12月期の時点での投資指標についても確認してみましょう。
予想EPS (Earnings Per Share; 1株利益)は23.50、実績BPS (Book-value Per Share; 1株純資産)は88.89、PER (Price Earnings Ratio; 株価収益率)は77.60倍、PBR (Price Book-value Ratio; 株価純資産倍率)は20.56倍です。
EPSは文字通り1株当たりの利益ですので、当期純利益を発行済株式数で割った値となります。
PERは、今の株価が1株当たりの純利益の何倍なのかを示したものです。
ですので株価をEPSで割った値となります。
一般的に15倍より低ければ割安、高ければ割高となります。
BPSは文字通り1株当たりの純資産であり、純資産を発行済株式数で割ったものです。
PBRは、株価をBPSで割った値になります。
一般的に1倍よりも低ければ割安と言われます。
PERとPBRから割安か否かを判断する手法をバリュー投資と言います。
具体的な銘柄の選び方はもちろんPER、PBRのみではありませんが、あの投資の神様ウォーレン・バフェットは今までバリュー投資を中心に成功を納めてきました。
詳細はバフェット関連の記事を参照ください。
しかし今年に入ってバフェット率いるバークシャー・ハサウェイがアマゾン・ドット・コム株を取得したとのニュースが入ってきました。
さらに今月に入って保有数を拡大したとのニュースも出ています。
アマゾン・ドット・コムは成長株であるがゆえにバリュー投資には向かず、バフェットの今までの投資手法とは異なりますが、ここに来てなぜバフェットはアマゾン・ドット・コムを選択したのでしょうか?
アマゾン・ドット・コムの今後に続きます。
アマゾン・ドット・コムの今後
以下にアマゾン・ドット・コムの今後の予想も含めた財務状況を示します。
非常に安定して増収増益となっていることがわかります。
アマゾン・ドット・コムは確かに成長株であり、バリュー投資とは行きません。
しかしながら、バフェットが言うところの、無くてはならない唯一無二の企業であり、安定して成長していくことを期待して選択したのではないかと思います。
クラウドコンピューティング部門であるAmazon Web Services (AWS)の効果もあり、アマゾン・ドット・コムの業績は非常に好調です。
さらにバフェットのバークシャー・ハサウェイはここ最近業績があまりよくありません。
このような状況で、今までの投資手法の限界を感じてハイテク成長株にも視野を広げたのではないでしょうか。
まとめ
投資の経済学!あのバフェットが選んだ米国株銘柄ということでアマゾン・ドット・コムに関してご説明させていただきました。
今までのバリュー投資とは異なり、無配の銘柄ですが、今後の成長を考えると一考に値するのではないでしょうか?
*記事中のグラフ、財務状況はSBI証券公式ホームページを参照させていただきました。