皆さんこんにちは、日本の投資家兼医者のAFURO KENです。
今回は、【長期投資に最適!】累進配当銘柄!花王【国内株式】ということで花王に関してお話ししていきたいと思います。
投資初心者の方は、まずは以下をご参照ください。
目次
花王とは?
花王株式会社 (Kao Co.)は、東京に本社を置く大手化学メーカーで、1940年に設立されました。「自然と調和する、こころ豊かな毎日を目指して」をコーポレート・アイデンティティとし、洗剤、トイレタリー、化粧品などを製造・販売しております。
花王の実力
以下にここ30年間の花王の株価チャートを示します。
特にここ10年間で株価が大きく上昇しております。
長期ホールドでキャピタルゲインも狙える銘柄であると言えるでしょう。
しかしながら、花王の重要な点は株価の上昇だけでは無いんです。
国内トップの30年間連続増配銘柄なのです。
よって、原則減配はせず、少なくとも今の配当を維持、可能なら増配するという累進配当銘柄の1つとなります。
累進配当銘柄に関しては以下をご参照ください。
累進配当を公言している銘柄は、三菱商事と三井住友フィナンシャルグループなどわずかですが、NTTドコモやキヤノン、今回の花王のように実質累進配当を行なっている企業も少なからずあります。
以下に花王公式ホームページの株主還元方針を示します。
当社グループは、安定的に創出されるキャッシュ・フローをEVA視点から下記の優先順位で有効活用し、さらなる成長をめざします。
- 将来の成長に向けての投資 (設備・M&A等)
- 安定的・継続的な配当
- 自己株式の取得と借入金などの有利子負債の早期返済
安定的・継続的な配当の実施を通じた利益還元を重視しており、自社製品などをお届けする株主優待制度はありません。
2018年12月期は120円の配当を実施し、29期連続の増配となりました。
安定的・継続的な配当の実施という素晴らしい還元方針です。2019年12月期も130円予定ですので、30期連続増配となります。
現時点では配当利回り1.42% (2020年1月14日現在)とかなり低めです。
しかしながら、1988年から2019年の30年間で配当は約14倍、株価は約4倍となっております。
長く持つほど利益の出る銘柄と言えるでしょう。
また、少しハードルは上がりますが、米国株銘柄には連続増配50年以上の銘柄も数多くあります。
ご興味をお持ちの方は以下をご参照下さい。
花王の今後
以下に東洋経済 会社四季報に記載の花王の財務状況を示します。
見事な増収増益予想となっております。ここまで綺麗な銘柄は珍しいです。
花王公式ホームページの2019年12月期第3四半期決算概要より抜粋した各部門ごとの売上高を地域別で示します。
国内に関しては、化粧品が前年比9.7%増の1660億円、ファブリック&ホームケアも前年比7.6%増の2255億円、ヒューマンヘルスケアに関しては、前年比7%減の1170億円となっております。
国外に関しては、ファブリック&ホームケア部門が米国、欧州で売上高としては少ないながらも前年比では大きく増加、ケミカル部門が国外では総じて売上高が減少しております。
部門毎もばらつきはありながらも順調に増収増益と言えるでしょう。
SBI公式ホームページより抜粋したキャッシュフローを示します。
フリーキャッシュフローは毎年確保できているようです。
わずかな不安要素はありながらも、比較的安定した成長を期待できそうです。
累進配当銘柄、花王のまとめ
【長期投資に最適!】連続増配、累進配当銘柄!花王【国内株式】ということで花王に関してお話しさせて頂きました。
業績が安定しており、配当利回りは低いながらも長期的には増配や株価上昇に強い期待が持てそうです。
皆さんも投資を検討してみてはいかがでしょうか?
*記事中のグラフ、財務状況はSBI証券公式ホームページを参照させていただきました。