皆さんこんにちは、日本の投資家兼医者のAFURO KENです。
今回は【世界経済を知る】米国株銘柄 スリーエム (3M) 2019年第4四半期・通期決算【MMM】という事で、公式ホームページの 3M Reports Fourth-Quarter and Full-Year 2019 Results を元に、2020年1月28日に発表となったスリーエムの2019年第4四半期・通期決算に関してお話しさせて頂きたいと思います。
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スリーエムのまとめ記事は以下をご参照ください。
目次
- スリーエム (MMM) 2019年第4四半期・通期決算 (Q4・Full year financial results) のポイント
- スリーエム (MMM) 2019年第4四半期・通期決算 (Q4・Full year financial results) の地域、事業ごとの売上高まとめ
- スリーエム (MMM) 2019年第4四半期決算 (Q4・Full year financial results) 市場予想との比較
- スリーエム (MMM) 2020年決算見通し (2020 outlook) は?
- スリーエム (MMM) 2019年第4四半期・通期決算 (Q4・Full year financial results) まとめ
スリーエム (MMM) 2019年第4四半期・通期決算 (Q4・Full year financial results) のポイント
以下にCONSOLIDATED STATEMENT OF INOCOMEを示します。
2019年第4四半期の売上高は81.1億ドルで前年同期の79.5億ドルから2%の増加、1株当たり利益 (Diluted EPS)は1.66ドルで2.27ドルからの37%減少となっています。
2019年通期の売上高は321.4億ドルで前年の327.7億ドルから2%減少、1株当たり利益 (Diluted EPS)は7.66ドルで8.89ドルからの16%減少となっています。
Q4こそ売上高は前年比でなんとか増加してものの、Diluted EPSは大幅に減少、通期でも減収減益となっております。
以下にキャッシュフローを示します。
2019年通期の経営キャッシュフローは70.7億ドルで前年の64.4億ドルから10%増加しておりますが、投資キャッシュフローは大幅にマイナスとなり、フリーキャッシュフローは6.3億ドルと大幅に減少しております。
スリーエム (MMM) 2019年第4四半期・通期決算 (Q4・Full year financial results) の地域、事業ごとの売上高まとめ
以下に2019年通期の地域ごとの売上高のまとめを示します。
米国内では売上高は増加しているようですが、アジア、ヨーロッパ、中東、アフリカなどの地域で減少しております。
米中貿易摩擦の影響と考えられます。
以下に事業ごとの売上高を示します。
ヘルスケア事業は増収、消費者事業はほぼ変わりなしとなっておりますが、その他事業は売上高が減少しております。
スリーエム (MMM) 2019年第4四半期決算 (Q4・Full year financial results) 市場予想との比較
・Diluted EPSは1.66ドルで市場予想を0.44ドル下回った。
・売上高は81.1億ドルで市場予想を0.1億ドル下回った。
減収減益で市場予想も下回っております。
スリーエム (MMM) 2020年決算見通し (2020 outlook) は?
以下に2020年決算見通しを示します。
・EPSは9.30-9.75ドル
・売上高の成長率は2%
特にEPSはかなり強気な予想となっております。
スリーエム (MMM) 2019年第4四半期・通期決算 (Q4・Full year financial results) まとめ
スリーエムの2019年第4四半期・通期決算に関してお話しさせて頂きました。
減収減益で市場予想も下回りましたが、2020年決算の見通しは強気です。
国外での売上高減少の主な原因は米中貿易摩擦と思われますので、そちらが第一段階の合意に至った今後は売上高を戻せるでしょうか?
今後に期待しましょう。
*スリーエム公式ホームページの 3M Reports Fourth-Quarter and Full-Year 2019 Results を参照させていただきました。